lemonadeharmony’s blog

ときめきメモリアルGirl’s Sideの攻略記事や考察記事など。氷室先生のときめき修学旅行、親友ルートなどの攻略法載せてます。

はばたき学園の教会の歴史について考えてみた

はばたき学園のあの教会の歴史について考えてみる記事です。
フォロワーさんのツイート、そしてDMでさせていただいた会話に
触発されて書きました、はば缶さん本当にありがとうございました…!
※123の細かいネタバレ随所にありますので注意です!!※

参考資料はコナミ出版「Die Legende Fur Madchen」(本当に絵本として実在します)

コナミ、「ときめきメモリアルGirl's Side」に登場する絵本「Die Legende fur Madchen」の予約受付を開始

そして読み聞かせCD、そして本編の下校会話です。
絵本は物語のフルverが読むことができます。絵も綺麗ですし、すっごくいいお話なのでオススメです。
途中かなり王子も姫も辛い目に遭うのですが、でも決して希望を捨てない二人の姿が泣けます…;;
読み聞かせCDも全キャラ分存在します。本当に最高です。

 

思い出の絵本「Die Legende Fur Madchen」内の挿絵から分かる
教会の外観内観について

・外観ははば学の教会と全く同じ
・しかし中のステンドグラスは全く違う!青みがかったステンドグラス。
(ゲーム本編でも、OP映像内での姫が祈ってる場面の背景に出てきます。)


思い出の絵本「Die Legende Fur Madchen」自体の設定について

絵本(実物)内のメタルユーキさんのあとがきに「復刻日本版発売に寄せて」と書いてあります。
でも復刻も何も、当然ながらこのお話はGSオリジナルです。これが初版です。

つまり、ゲームの世界観を壊さないためにドイツ語のオリジナル版が存在する…というで書いてくれた一文。粋ですね〜!!
プロローグで確認する限り、幼少期の葉月くんが読み聞かせてくれたものはドイツ語のオリジナル版です。
読み聞かせCDでは、主人公がお店で買ったであろう復刻日本版を
男の子たちが読み聞かせてくれてます。


下校会話から分かる教会の歴史について

氷室先生(要約)

・「理事長自身も正確なところは分からないそうだが
あの教会は、学園の創設者…つまり天之橋理事長の父上
が建てたものだそうだ。
教会の中には名のあるドイツのガラス職人が作ったステンドグラスがあるらしい。
彼は創設者の親友でもあったということだ。」

このドイツ人のガラス職人とは、葉月くんのおじいちゃんのことです。理事長父と親友だったんですね。
ちなみに理事長は幼い頃の葉月くんと何度か会ったことがあるらしいです。

王子と姫の物語、そして教会は葉月祖父にとって凄く思い出深いものだろう、ということが伺えます。
葉月くんに絵本を読み聞かせていた(観覧車イベ)だけでなく、ステンドグラスまで作ったわけですから…。
ちなみにこの会話、先生の「あの教会は」部分の声が最高に良すぎるので
是非今度聞いてみてください!!

 
コウくん(要約)

・「うちの親父は土建業やってるからそのあたり詳しいんだけどよ、
あの教会は戦後モノがない時代に外国からわざわざ船で運んできたらしい。
元はどっかの森の中にあったとんでもなく古い建物らしい。」

外国…おそらくドイツから、教会がそっくりそのまま運ばれてきたことがわかります。
理事長父が一から建てた訳ではなかった!
そして「戦後」という表記から1945-1960年ごろ運ばれたと考えられます。 
はばたき学園の創立(1951年)とちょうどかぶるんですよね。
とんでもなく古い建物をまだ戦後まもない時代にお金も手間も時間もかけて
わざわざ船で運ぶだなんて、理事長父にとっても教会が大切なものだったことも伺えます。

瑞希(要約)

・「どうしてあの教会が取り壊されないか知ってる?
学園の創設者がね、離れ離れになった恋人と再会した場所らしいの。
その人の遺言で、絶対壊しちゃいけないって決まってるの。
良いお話よね!もう、100年も前のことらしいけど。」
「…あれ?でも、うちの学校って、まだ創立50年とちょっとだよね?」
「じゃあ、50年前のお話………。」「えぇー?」
「何よぉ!ミズキのお話が信じられないっていうの!?」←可愛い

ほー!!それはとっても大切な場所になりますね…!!
もしかしたらドイツに建っていたころの教会にて理事長母と出会い、
一度は離れ離れになるが、はばたき市移転後に教会でまた再会した…とか!?
(「再会したのが教会」としか書かれてないので初対面は違う場所だった可能性もありますが…)
初対面ドイツ→再会ドイツ、初対面はばたき市→再会はばたき市もあり得る世界線ですね。
ですが学園の創立が1951年で、一鶴さんが生まれたのが1966年。お母さまの年齢的に
初対面ドイツ→再会はばたき市、初対面はばたき市→再会はばたき市世界線
結構濃いかな〜と思います。個人的にはドイツ→はばたき市が一番ロマンチックだから好き。
それにしても伝説の力、すごいですね…!

 


この三つの会話から想像できる歴史

葉月祖父が親友が学園を建てると聞き、記念に教会ごと贈った or
森の中にひっそりたたずむ古い教会は老朽化がひどく、今にも壊れそうだったところを
理事長父が、大切な親友にとっての(自分にとっても、離れ離れになった恋人との)
思い出深い場所を保全し守るために自分の学園の敷地内に移転することを引き受けた…
などの可能性が考えられます。
 
ここでちょっと思ったんですけど、「とんでもなく古い建物」って
最低100年-200年以上は経ってないとその表現はふさわしくないですよね。
もしかしたら葉月祖父が生まれる以前からあった教会だったりして…??と思い始めました。
しかも森の中にあった…って、まさに物語の中の教会そのものですよね。
 
ここでとある妄想が思い浮かぶ…
 
※ここからは全て捏造です!!笑※
 
私は元々、あの絵本は「葉月祖父母が自分たちの実際の恋物語をもとに、フィクションを加え
ロマンチックに描き直して出版したのがあの絵本なんだろうな」と勝手に思ってました。妄想です。
そうだとしたら素敵だなーって。異国の者同士の障害の多い恋というのも、彼らと被りますし。
ステンドグラスと絵本の絵柄はとても似てますしね。
葉月祖母が絵描きで、絵本の挿絵を描き、その挿絵をもとに
葉月祖父がステンドグラスの図案を考えた…とかどうでしょう?

しかしあの教会が「森の中にあったとんでもなく古い建物だった」という情報により
まったくの御伽話だと思っていた王子と姫の物語は、
はるか昔にドイツで実際に起きたこと!?…なんて可能性も出てきて!!

ミズキが100年前に再会した〜って勘違いしてたのも、もしかして王子と姫の方の話だったり?
流石に100年前に王子と姫〜はないと思うから、200年前とか…?
(世界史の知識なさすぎてすみません)
 

でもその世界線だと、葉月祖父作の王子と姫のステンドグラスが飾られてるっておかしいですよね?
時期系列に矛盾が生じる。
そもそも最初は、教会内のステントグラスは「思い出の絵本」挿絵内の青みがかったステンドグラスだったと思われます。
つまり一度、ステントグラスは取り外されてることになるとおもいます。
 
以上の情報をまとめ、矛盾を解消しつつ、私が考えた妄想時期系列はこれです!

*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*――

 
はるか昔、ドイツにて、森の中にあの教会が建てられる。
⬇︎
王子と姫が教会にて出会う。
数々の苦難を乗り越えて、教会で王子と姫は永遠に結ばれる。
⬇︎
この話はドイツ中に広まり、「あの教会で再会し告白した男女は王子と姫のように永遠に結ばれる」
という伝説となる。語り継がれてゆく中で事実に多少フィクションが加えられ、おとぎ話となる。
絵本のお話の中には魔女が出てきますが、流石にそこはフィクションかなぁと。
⬇︎
この伝説を信じていた若き葉月祖父(ドイツ人)が、教会にて葉月祖母(日本人)と運命的な出会いをする。
王子と姫も異国の者同士でしたから、2人の波乱万丈で苦難がありすぎる恋物語
自分たちと深く重ね合わせてたりもしてたかな…と。
当時、日本人とドイツ人の恋愛は今より断然難しかったでしょうし…。
葉月祖母の父親に、あの王様のように大反対され、数々の試練を乗り越えてたりするかもしれませんよね。
遠距離恋愛をした時期もあるかもしれません。それこそ
「私は旅立たなければなりません。でも、どうか悲しまないでください。
私の心はあなたのもの、たとえ世界の果てからでもいつか必ず迎えに参ります」と同じ状況ですよね。
しかし無事に苦難を乗り越え、思い出の教会にて再会・告白し、ふたりは結ばれる。
王子と姫のように、永遠の幸せが約束される。
⬇︎
葉月祖父母、あの教会で結婚式を挙げる。
教会の伝説に心から感謝する2人。教会は2人にとって、かけがえのない大切な思い出の地となる。
⬇︎

そんな時、大きな嵐が教会を襲う。
古い建物であったために元々老朽化も激しく、教会は今にも崩れそうな状態になってしまった。
(最初取り壊し説を考えてたんですけど、流石に信仰の問題でないですよね)
大切な思い出の地をなんとか守りたい葉月祖父母…しかし打開策が見つからず途方に暮れる。
⬇︎
ちょうどその頃、日本ではばたき学園を建てることを決意する天之橋父。
親友の悩みを聞き、私の学園ならば敷地も広く教会が丸々入るじゃないか!と膝を打つ。
深く悲しむ親友を思いやり、
「あそこは君達夫婦にとって、そして私にとってもかけがえのない思い出の地だ。
そしてあの王子と姫の美しい伝説の地が無くなってしまうだなんて、私にとってもとても無念だ。
そこでよければ、うちの学園の敷地内に教会を譲り受けさせてもらえないか?」と声をかける。

天之橋父は親友を救いたかっただけでなく、離れ離れになってしまった恋人の面影を
教会の景色と共に守りたかったのかな…。
そしてもしかしたら自分もいつか彼女と再会できるかも…と
伝説を信じ、淡く美しい期待を抱いていたかもしれません。
理想を追い求めるものはいつか必ず報われる…素敵。

葉月祖父母は理事長父に心から感謝したことでしょう。
⬇︎
船で日本・今のはばたき市となる場所へ丁重に運ばれる。
元々教会内に飾られていた青いステンドグラスだけは今にも壊れそうだったため
残念ながら取り外され、葉月祖父が大切に保管することに。

そこで葉月祖父が理事長父への心からの御礼・学園創立のお祝いもかねて、
そして王子と姫への敬意を込めて、新たに王子と姫の物語をモチーフにしたステンドグラスを製作。
そしてさらに伝説を後世へ言い伝えるために、葉月祖父母で協力して絵本を描き、ドイツ語で出版。

ドイツには教会は無くなってしまいましたが、絵本が出版されたために伝説は語り継がれていく。
セレブな理事長父と仲良しなくらいですから、出版社にもツテがあったと思われます。

1950年ごろ葉月祖父母作ドイツ語オリジナル版出版→2002年復刻日本版出版。

そして葉月くんが手にしていたあの本は、葉月祖父母が個人用にオリジナル版の原画を編集し
まとめて一冊にしたもので、この世にたった一つしかない原典中の原典だった…とか素敵じゃないですか?

うーん、あの絵本はホント誰が描いたものなんでしょう?

二人が描く前のはるか昔に、絵本にされてた可能性も高いですよね。
でも昔の印刷技術であの美麗フルカラーで大量生産ってありえないから、
言い伝えを元にした白黒版絵本→それを元にし1950年ごろ葉月祖父母作ドイツ語カラーオリジナル版出版
→2002年復刻日本版出版 とかも…どうでしょう?
⬇︎
新たに王子と姫の物語のステンドグラスが飾られ、1951年、教会は丁寧に修繕されはばたき学園に再建。
理事長父も理事長母とこの場所で再会、結ばれる。遺言であの教会は永遠に守られることになる。
理事長父が教会を守ってくれたおかげで、王子と姫の伝説はふたたび永遠のものとなる…!!
 
いかがでしょうか?我ながらロマンチックで気に入ってる考察です笑 
もし公式で他にもあの教会についての情報が出されていましたら、ぜひ教えていただけると嬉しいです。
そして、間違っているところなどありましたらお気軽に指摘していただければ幸いです。

 

最後に…

本当に、王子と姫、葉月祖父母、そして理事長父上、理事長に深く深く感謝したいなと思いました。
そして「思い出」って何よりも大切なものだなぁって改めて感じました。ときめきメモリアル
誰か一人でも欠けていたらときめきメモリアルGirl’s Sideの世界は成り立っていないんですよね。
愛と歴史は受け継がれ、新たな愛と歴史を生み出しているわけですよ。愛で地球は回っている…🌍

理事長父が教会を守ってくれたおかげで、私たちはあの美しい教会、
そして伝説をめぐる主人公と男の子たちの恋の物語を見せていただけてるわけで…。
理事長父上、そして理事長に感謝しかできないですね…。


ちょっと話はそれますが、GSはプレイ中「これ付き合ってるでしょ!」とツッコミたくなりますが
卒業式の日までお互いに告白しないのは「男の子全員教会・灯台の伝説を
心の奥底で信じていて
その伝説にあやかり好きな子と永遠に結ばれたいと思っているから」
と言う考察を見て、とっても良いなぁ…と思いました。みんなロマンチスト。
私、ときメモの卒業式に伝説の地で告白…っていうセオリーが大好きです。純粋で美しい……。

フォロワーさんのお話を聞き、改めて感じたことなんですけど、
天之橋さんが理事長だからこその、あのはばたき市であり素敵な学園生活なんですよね。
(はば缶さん、素敵な理事長の考察を本当にありがとうございました…!!!)

学費を全額免除してもらってる姫条くん、部室を与えてもらった嵐さんはもちろん、
桜井兄弟や色サマ、鈴鹿君なども普通の学校だったら結構問題児ですが、
青春を謳歌することが理事長のモットーだからこそ、いっぱい自由にさせてもらっていると思いますし。

ちなみに氷室先生も普通の高校だったら上司から見たらめちゃくちゃ目の上のタンコブでしょうね…
はば学だからこそ、あの教育方針でやれてると思うのです。
(そして小松原さん曰く生徒をデ…社会見学に誘ってるのは、周りにバレバレだそうなのですが
はば学は「恋愛は自由」という校風なので誰も問題視してないそうです。え?笑
ちなみに先生だけ周りにバレてることに気づいてないそうです笑
つまり他の学校だったら解雇になってる可能性も…!?やだァー!!!)
(こちらの小松原さんのインタビュー情報を教えてくださった車掌さん、
本当にありがとうございました…!!)

とってもロマンチストで、希望を抱き、他人のために自分の労力財力権力を割くことを一切惜しまない人。
これって葉月祖父を手助けした理事長父と同じですよね。
父に対して理事長はちょっと反発してた時期もあったようですが、根の部分は似てますよね。

はば学はもちろん、はね学だってそうですよね。若王子先生が教師になれたのは、
はばたき市で理事長が拾ってくれてサポートしてくれたおかげですから。
(つくづく人を見る目がありすぎますよね…!)
(本編の三原色展でのセリフや、クルーザーイベでも理事長に深く感謝してることが伺えます。)
先生がはね学にいてくれるからこそ、はば学生達は楽しい学園生活送れてるんだろうなって思いますし
人生経験が豊富な先生がくれたアドバイスとかも、たっくさんあるでしょうしね。
現に古森君や琉夏、ドラマCDでは真咲先輩を導いてくれていて…勿論他のGS2の子達も。
そして一流大学でも教鞭を取るようになり…さらに多くの人を導いてゆく…
はあ…ありがとうありがとう出会いにありがとう…

GS3のサクラソウの伝説も、敷地内に子供が入り自由に遊ぶことを許してたからこそ
琉夏が主人公に教えることができたのかもしれないし、
自由に行き来を許してるから、コウくんがサクラソウを教会で
育てられたんだろうし。

天之橋さんが理事長じゃなかったら、GSのキャラは誰一人としてあの学園生活は送れてないんですよね。
男の子たち、女の子たちの外見があんなに自由なのだって天之橋さんのおかげで。
歴史が一つでも違ったら私たちは「彼ら」に会えてない…!!!

はばたき市・そして ときめきメモリアルGirl’s Sideをかたちづくる
すべての原点の男が天之橋理事長なのです!!

 

「胸に希望を持て、希望を捨てなければ諸君は決して負けることがないのだから」
王子と姫が胸に抱いた希望を捨てなかったからこそ、お互いを信じ抜いたからこそ、
幸せな今があるんだよなあ……………………………………………

はばたき市に歴史あり、教会に歴史あり。
そしてそこには常に尊い「愛」がある………

ときめきメモリアルGirl’s Sideは最高…!